
Mode2 Lab
7th Presentation
2025年5月18日(日曜)13:30-15:00
About
Mode2 Labはどんな場なのか
「対話の場」「大人の学び」「哲学カフェ」。
そんな場に関心を持つ人が、Mode2 Labにも関心を持つのではないでしょうか。
それらの場との最大の違いは、
「卒論以上修論未満の論文執筆を通じて、知識生産能力を身につけること」です。
感じていることをシェアし、傾聴・共感する場ではありません。
「もやもや」を持ち帰り、自分なりに考えてみよう、と終わりにする場でもありません。
思いつきのアイデアを話して盛り上がるだけの場でもありません。
1.これまで考え続けてきた人生の問いを、
2.人類の叡智=先行研究に位置付け、
3.人類未答の問いに作り直して、
4.それについて情報を収集し、
5.方法論に則って分析し、
6.新たな知を生み、
7.実践する。
Mode2 Labは、
1.人類の知識に敬意を払い、2.実践知を生み出し用いる人
すなわち「Mode2人材」を目指す学びのコミュニティです。
Mode2 Labの詳細はこちらから
Achivement
M2Lメンバーの様々な活躍
April 1, 2025Mode2 Labにて「para-professionalとの関係性からみる、教師の専門職性」について研究されていた6期生の方が、名古屋大学教育発達科学研究科に合格されました。March 15, 2025Mode2 Lab3期生の東詩歩さんの修士論文「Living With Shaking: Tangled Connection, Repairing Care, and Truth...September 30, 2024Mode2 Lab5期生の林 将平さんが、日本NPO学会第26回研究大会での発表「共感から共創へ。NPO の境界連結者が切り拓く協働メカニズムとダイナミクス―三菱マテリアル株式会社と、NPO法...Context
本イベントの位置付け
背景
Mode2 Labは「卒論以上修論未満」の論文執筆とその成果を生かした実践を行い、知識生産能力を身につけるためのプログラムコミュニティです(詳細)。
内部向けの目的
多忙な中での知識生産には締め切りが重要です。Mode2 Labは3ヶ月に1度、発表の場を設定してリズムを作っています。
外部向けの目的
Mode2 Labの具体的な活動内容や研究活動の面白さを発信し、知的好奇心に満ちた仲間を募るための場でもあります。
参加者像
好奇心旺盛で広く知識を持つのが好きだけれど、突き詰めて深く掘り下げる経験も持ちたいと考える全ての方の参加を歓迎します。
7期向け説明会
Mode2 Labの全体を知りたい方はこちらをご覧ください
Presentation
当日の発表内容イメージ
Motivation
Mode2 Labのようにちょっと変わったコミュニティに参加する人たちは、一体どんな動機で参加したのでしょうか?
Journey
Mode2 Labの参加者のほとんどは研究未経験者。参加者の皆さんはどんな失敗や葛藤や学習を経て「研究」を進めてきたのでしょうか?
Research
参加者は研究を通して生み出した知識を「論文」という形でまとめあげています。それぞれどんな研究をしてきたのでしょうか?
Outcome
生み出した知識を「学会発表」「事業開発」「コミュニティ」「アート作品」「大学院進学」など、どんな活動に展開しているでしょうか?
Future
M2Lを通して身につけた能力、生み出した知識、その応用実践の先に、これからどんな人生を送っていこうとしているのでしょうか?
Research Presenters
3ヶ月の研究成果を発表する7期生
高橋智香 Tomoka Takahashi
経済メディア 記者
研究報告タイトル
中島飛行機は武蔵野市に何をもたらしたか? ──軍事工場跡地の再開発と記憶の継承
M2Lを推薦したい人社会人になっても自分のテーマを持って何かを学びたい人、締切のプレッシャーがあると頑張れる人におすすめです
柏木拓人 Takuto Kashiwagi
ベンチャー企業/企業主導型保育園
研究報告タイトル
研究と実践の接続で/の道を開く 〜とある保育(経営)者の実状〜
M2Lを推薦したい人進学等のために自分で成果を出さなくてはいけないことが決まっている方。あるいはビジョン実現の為に一歩を踏み出したい方。
Journal
バックナンバーはこちらをご覧下さい
Event Info
2025年5月18日(日曜)13:30-15:00
Program
Mode2 Labの全体像
隔週4回の進捗共有+報告会で3ヶ月を1期としています。
1グループ3-4名の少人数制で、期あたり2-3グループを作ります。
年に3-4期開催し、毎期新しいメンバーを募集しています。
活動は全てオンラインです。
参加者の都合に合わせて調整し、平日・週末の日中・夜に開講しています。
Organizer
主催者主催:中川 瑛
株式会社変容資源研究所所長
MSc in 'Science and Technology in Society' from The University of Edinburgh
Research
人文知の理論と実践
人文・社会科学知と社会の関わり「人文社会科学系研究者の研究者アイデンティティ -自らが準拠するジャーナル共同体と学術共同体における正統性-」科学技術と市民の構築主義的な関わり
"Constructive Public Engagement of Science and Technology by speculative design: Case Study on UK Policy Lab"Value
共に学び、深めあい、成果を出すために。
M2Lにユニークなバリューの詳細はこちら
Meta Knowledge
知識を生み出す技法
私たちは「問いを持ち、深める」ための手法を提供します。
Dead line
成果を産む締切効果
私たちは、締め切りがないと頑張れないことを知っています。
Community
深め合える関係性
私たちは「いつ会っても新しいことを学んでいる」友人になります。
Event
2025年5月18日(日曜)13:30-15:00(入退出自由)
Timetable
Mode2 Labの活動は完全オンラインですので、参加申し込みをいただいた方に直接zoomのURLをお送りいたします。
13:30-13:50 オープニング
13:50-14:30 7期生による報告
14:30-14:50 相談会
14:50-15:00 クロージング
参加申し込みはこちら
Message
なぜMode2 Labをやるのか
人類の叡智
簡単に答えを出せない問いが、人生には溢れています。
「私たちは死をどのように悼むのか?」「人はなぜ攻撃することで自分を守るのか?」「人を変えることは暴力的ではないか?」
私たちはそういった切実な問いに、自分の人生での経験を通して、自分なりの信念を持ちます。
「AAなのは、BBだからだ(構造的理解)」「XXなときには、YYするのが良い(判断的理解)」といったように。
一方で、こういった問いは全て長い人類の歴史で繰り返し検討され続けてきた問いです。多くの研究者・哲学者が考えてきた信念を下敷きに、自分なりのそれを持つ。その方がずっと、力強く人生を歩いていくための指針となるはずです。
それなのに、どうして人は「自分の経験だけで」考えようとしてしまうのでしょうか。
大学の機能
私はその原因を、メタ知識の欠如だと考えています。
メタ知識とは「自らの問いを持ち、先行研究を踏まえて、新たな知識を生み出して問いに応える」ための知識です。
これは本来、大学の研究室で身につけるものです。
卒論・修論・博論の執筆を通して、指導教官や研究室のメンバーから批判的に吟味されながら、知を生み出す能力です。
しかし、実際には大学は「卒業のために」行くところとなってしまっています。
就活などもあれば卒論に割ける時間はほとんどなく、また卒論の内容が就活で評価されることもない状態です。
大学での研究はしていないか、したとしても自分の人生に紐づいていないため本気で取り組めなかった人がほとんどです。
「ああ、いま大学に戻れたらもっと勉強したのに」と思ったことのある方は多いでしょう。
しかし、現実的には、例えば社会人大学院などに進むお金(200万)や時間(2年)を捻出するのは困難です。
大学の代替
起業家も含め、社会に出てから自分が真に向き合いたい問いと出会う人は少なくありません。
仕事や人間関係で「なぜこうなっているんだろう?」「これにどう向き合えばよいのだろう?」と切実に悩むときがきます。
しかし、その時にメタ知識を持っていないと、それをどう考えたら良いかもわかりません。
関係しそうなWeb記事や、適当に見つけた本を読んでも、いまいちわかったようなわからないような…議論する相手もいません。
・自分が真に向き合いたい問いと出会ったが、どう進めたらよいのかわからない
・深く調べ、人と議論し、自分なりの信念を言葉/形にして人生に活かしたい
今の社会には、そんな人たちの「大学院よりも安価で(2割程度)」「時間的にも短い(4ヶ月)」受け皿がないのです。
Mode2 Labはそのような場所を目指しています。
私の研究
私がいま研究しているのは「人文学・社会科学系(いわゆる文系)の知は、現場と実践をどう往復するのか」という問いです。
例えば文学における「対話理論」は臨床心理学や組織論に応用されていますが、そこでは何が起きているのでしょうか。
世の中には、2種類の知識生産のモードとそれを担う人がいます。
Mode1人材は、学術領域において最先端の理論的知(Mode1の知識)を生み出す、研究者。
Mode2人材は、理論的知を尊重しながら、現場を踏まえて実践的知に昇華する、実践者。
知識生産と聞くとMode1を想像する人が多いでしょう。
Mode1人材の重要性を当然に認めた上で、私はMode2人材の価値を改めて強調したいと考えます。
Mode2人材が理論と実践を往復することで、その知識はより豊かなものになります。
Mode2があるからこそ、Mode1の価値を理解できます(機械学習の実践があるからこそ、数学の価値が知られるように)。
Mode2 Labは、Mode2人材のネットワークを広げることで、人類の知がもっと豊かになると信じています。
FAQ
よくある質問と回答
Q.自分の問いはあるけど、こんなのでもいいのか、レベル感がわからず不安です。
A.どの期のみなさんも、最初の問いからどんどんシャープな問いに洗練されていきました。ぜひその具体的な様子をご覧ください。
Q.参加する前に、事前に自分の問いやその方向性を相談できますか。
A.報告会では参加に関心のある方の相談の時間を設けます。ぜひお気軽にご参加ください。
Q.時間を確保できるか心配です。みなさんどのくらい時間を使いましたか?
A.忙しい方が多く、進捗報告の前日(時には当日)集中して取り組んでいる方が多いですので、ご安心ください。
Q.興味はあるのですが、いま取り組むべきか悩んでいます。
A.人生の深い問いに向き合うこと、知識生産の技法を学ぶことは、早い時期であるほどその後に複利的に効く価値があると信じています。
Q.ここでの研究を本格的な研究につなげていくことはできますか?
A.可能です。実際に大学院進学のために研究計画書を作ることを目的として参加された方もおり、第一志望に合格されています。
Q.なぜ知識を「生産」することを重視するのですか?
A.知識の収集と生産は全くレベルが違います。いくら収集しても生産はできませんが、生産を1度経験すれば、収集の質は跳ね上がります。
Q.最終成果物はどのくらいのレベルを求められるのでしょうか?
A.メンバーの目的によって異なりますが、大枠としては卒論以上、修論未満を一つのイメージとして持っています。
Q.少人数グループ制のようですが、人数制限や定員はありますか?
A.濃厚なネットワークとするため、同期のメンバーとして受け入れるのは最大10名程度を想定しています。
Q.プロジェクトや実践についてもサポートされるのでしょうか?
A.これまでアート作品、大学院進学、コミュニティプロジェクト、新規事業開発など多様な応用実践を支援してきました。
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