Mode2 Lab
「卒論以上・修論未満」の論文執筆と実践へ
About
Mode2 Labとは
Mode2 Labは以下のような場ではありません
「対話の場」「大人の学び」「哲学カフェ」。
そんな場に関心を持つ人が、Mode2 Labにも関心を持つのではないでしょうか。
それらの場との最大の違いは、
「卒論以上修論未満の知識生産を通して、知識生産能力を身につけること」です。
感じていることをシェアし、傾聴・共感する場ではありません。
「もやもや」を持ち帰り、自分なりに考えてみよう、と終わりにする場でもありません。
思いつきのアイデアを話して盛り上がるだけの場でもありません。
Mode2 Labは以下のような場です。
1.これまで考え続けてきた人生の問いを、
2.人類の叡智=先行研究に位置付け、
3.人類未答の問いに作り直して、
4.それについて情報を収集し、
5.方法論に則って分析し、
6.新たな知を生み、
7.実践する。
Mode2 Labは、
1.人類の知識に敬意を払い、2.実践知を生み出し用いる人
すなわち「Mode2人材」を目指す学びのコミュニティです。
6期向け説明会
Mode2 Labの全体像はこちらから
News
ブログやイベント情報など
2024.02.17.
2023.12.05.
Mode2 Lab4期最終報告会が無事に閉会いたしました。アーカイブ動画はこちら。
2023. 10. 21.
Mode2 Labメンバーの山本さんが日本ブランド経営学会にて学会発表を行いました。イベントの詳細はこちら。
Program
Mode2 Labの全体像
隔週4回の進捗共有+報告会で3ヶ月を1期としています。
1グループ3-4名の少人数制で、期あたり2-3グループを作ります。
年に3-4期開催し、毎期新しいメンバーを募集しています。
活動は全てオンラインです。
参加者の都合に合わせて調整し、平日・週末の日中・夜に開講しています。
プログラムの詳細を確認する
平井希林 Hirai Kirin / 東京芸術大学美術研究科芸術学専攻西洋美術史研究室 1
今回のプレゼンタイトル
絵画鑑賞を通した異文化交流詳細をもっと見る広告炎上チェッカー / 英国大学院
論文から事業へ:広告倫理の実践詳細をもっと見る小林美晴 KOBAYASHI Miharu / 英国大学院
政治家の歴史認識は社会にどのように伝わりうるのか詳細をもっと見るValue
共に学び、深めあい、成果を出すために。
M2Lにユニークなバリューの詳細はこちら
Meta Knowledge
知識を生み出す技法
私たちは「問いを持ち、深める」ための手法を提供します。
Dead line
成果を産む締切効果
私たちは、締め切りがないと頑張れないことを知っています。
Community
深め合える関係性
私たちは「いつ会っても新しいことを学んでいる」友人になります。
Journal
バックナンバーはこちらをご覧下さい
Mode2 Lab Journal 2022年9月 Vol.1
目次
2 巻頭言
3 Mode2 Lab とは
4 コメンテータープロフィール
6 メンバープロフィール
7 駄々 Mode2 Lab 1 期生
「深層演技によって本当の感情を抑制するプロセス ー自己啓発化する社会のダークサイドー 」
33 福本和生 Mode2 Lab 1 期生
「居場所感構成要素の再検討- 産後うつ回復期における母親の視点から - 」
59 きのコ Mode2 Lab 2 期生
「越境的学習論から見るポリアモリー当事者としての変遷- オートエスノグラフィーによる、自己肯定の変化の記述 -」
85 下山 明彦 Mode2 Lab 2 期生
「経営者向け芸術ワークショップの実践研究 - パーパス経営に着目して -」
89 藤井準人 Mode2 Lab 2 期生
「フリースクールにおける小学高学年児童の文章読解に関する認知カウンセリングを用いた実践研究」
113 松尾帆乃花 Mode2 Lab 2 期生
「マイノリティ・ストレスモデルの拡張による ASD 女性の理解 ー M-GTA を用いたマイノリティ・ストレス経験のプロセス分析ー」
117 山本洋輔 Mode2 Lab 2 期生
「小規模出版社の事業継承期におけるパーパス規定のための自組織探索の作用」詳細をもっと見るOrganizer
主催者主催:中川 瑛
株式会社変容資源研究所所長
MSc in 'Science and Technology in Society' from The University of Edinburgh
Research
人文知の理論と実践
人文・社会科学知と社会の関わり「人文社会科学系研究者の研究者アイデンティティ -自らが準拠するジャーナル共同体と学術共同体における正統性-」科学技術と市民の構築主義的な関わり
"Constructive Public Engagement of Science and Technology by speculative design: Case Study on UK Policy Lab"Message
なぜMode2 Labをやるのか
人類の叡智
簡単に答えを出せない問いが、人生には溢れています。
「私たちは死をどのように悼むのか?」「人はなぜ攻撃することで自分を守るのか?」「人を変えることは暴力的ではないか?」
私たちはそういった切実な問いに、自分の人生での経験を通して、自分なりの信念を持ちます。
「AAなのは、BBだからだ(構造的理解)」「XXなときには、YYするのが良い(判断的理解)」といったように。
一方で、こういった問いは全て長い人類の歴史で繰り返し検討され続けてきた問いです。
それなのに、どうして人は「自分の力だけで」考えようとしてしまうのでしょうか。
多くの研究者・哲学者が考えてきた信念を下敷きに、自分なりのそれを持つ。
その方がずっと、力強く人生を歩いていくための指針となるはずです。
大学の機能
私はその原因を、メタ知識の欠如だと考えています。
メタ知識とは「自らの問いを持ち、先行研究を踏まえて、新たな知識を生み出して問いに応える」ための知識です。
これは本来、大学の研究室で身につけるものです。
卒論・修論・博論の執筆を通して、指導教官や研究室のメンバーから批判的に吟味されながら、知を生み出す能力です。
しかし、実際には大学は「卒業のために」行くところとなってしまっています。
就活などもあれば卒論に割ける時間はほとんどなく、また卒論の内容が就活で評価されることもない状態です。
大学での研究はしていないか、したとしても自分の人生に紐づいていないため本気で取り組めなかった人がほとんどです。
「ああ、いま大学に戻れたらもっと勉強したのに」と思ったことのある方は多いでしょう。
しかし、現実的には、例えば社会人大学院などに進むお金(200万)や時間(2年)を捻出するのは困難です。
大学の代替
起業家も含め、社会に出てから自分が真に向き合いたい問いと出会う人は少なくありません。
仕事や人間関係で「なぜこうなっているんだろう?」「これにどう向き合えばよいのだろう?」と切実に悩むときがきます。
しかし、その時にメタ知識を持っていないと、それをどう考えたら良いかもわかりません。
関係しそうなWeb記事や、適当に見つけた本を読んでも、いまいちわかったようなわからないような…議論する相手もいません。
・自分が真に向き合いたい問いと出会ったが、どう進めたらよいのかわからない
・深く調べ、人と議論し、自分なりの信念を言葉/形にして人生に活かしたい
今の社会には、そんな人たちの「大学院よりも安価で(2割程度)」「時間的にも短い(4ヶ月)」受け皿がないのです。
Mode2 Labはそのような場所を目指しています。
私の研究
私がいま研究しているのは「人文学・社会科学系(いわゆる文系)の知は、現場と実践をどう往復するのか」という問いです。
例えば文学における「対話理論」は臨床心理学や組織論に応用されていますが、そこでは何が起きているのでしょうか。
世の中には、2種類の知識生産のモードとそれを担う人がいます。
Mode1人材は、学術領域において最先端の理論的知(Mode1の知識)を生み出す、研究者。
Mode2人材は、理論的知を尊重しながら、現場を踏まえて実践的知に昇華する、実践者。
知識生産と聞くとMode1を想像する人が多いでしょう。
Mode1人材の重要性を当然に認めた上で、私はMode2人材の価値を改めて強調したいと考えます。
Mode2人材が理論と実践を往復することで、その知識はより豊かなものになります。
Mode2があるからこそ、Mode1の価値を理解できます(機械学習の実践があるからこそ、数学の価値が知られるように)。
Mode2 Labは、Mode2人材のネットワークを広げることで、人類の知がもっと豊かになると信じています。
FAQ
よくある質問と回答
Q.自分の問いはあるけど、こんなのでもいいのか、レベル感がわからず不安です。
A.どの期の参加者も、最初の問いからどんどんシャープな問いに洗練されていきました。ぜひその具体的な様子をご覧ください。
Q.参加する前に、事前に自分の問いやその方向性を相談できますか。
A.個別の相談会も開催しておりますので、ぜひお気軽にご参加下さい。
Q.時間を確保できるか心配です。みなさんどのくらい時間を使いましたか?
A.忙しい方が多く、進捗報告の前日(時には当日)に数時間集中して取り組んでいる方が多いですので、ご安心ください。
Q.興味はあるのですが、いま取り組むべきか悩んでいます。
A.人生の深い問いに向き合うこと、知識生産の技法を学ぶことは、早い時期であるほどその後に効く本質的な価値があると信じています。
Q.ここでの研究を本格的な研究につなげていくことはできますか?
A.可能です。Mode2 Labにて研究計画書を作成して、大学院に進学された方もいらっしゃいます。
Q.なぜ知識を「生産」することを重視するのですか?
A.知識の収集と生産は全くレベルが違います。いくら収集しても生産はできませんが、生産を1度経験すれば、収集の質は跳ね上がります。
Q.最終成果物はどのくらいのレベルを求められるのでしょうか?
A.メンバーの目的によって異なりますが、大枠としては卒論以上、修論未満を一つのイメージとして持っています。
Q.少人数グループ制のようですが、人数制限や定員はありますか?
A.濃厚なネットワークとするため、各期最大12名程度を想定しています。
Achivement
M2Lメンバーの様々な活躍
2024年1月27日続きを読む...2期生の下山明彦さんの論文「経営者向け芸術ワークショップの実践研究 : パーパス経営に着目して」が、学術誌『美術教育学研究』55号、2023年に掲載されました。続きを読む...Mode2 Labの2期ならびに3期生の山本洋輔さん / イラストレーター&株式会社マルタントン 取締役 さんが、日本ブランド経営学会 研究発表会2023にて発表されました。演題は「小規模企業に...続きを読む...1期生として「対話が自律的なキャリア形成にもたらす可能性ーライフストーリー研究の視点からー」について研究を進められていた松永圭世さんが、矢野他『フォルケホイスコーレのすすめ:デンマークの「大人の...- Contact気軽にお問い合わせください※72時間以内に返事がない場合は迷惑メールもご覧ください
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