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Honoka Matsuo / ソーシャルワーカー
論文タイトル「マイノリティ・ストレスモデルの拡張によるASD女性の理解 ーM-GTAを用いたマイノリティ・ストレス経験のプロセス分析ー」
Q.日常の言葉で本研究の問いを語り直すと?
経験したことを、言葉ひとつで片付けることも簡単なことです。「あなたは少し内気なだけ、頑張り続ければそのうち慣れるよ。」一方で、経験の中で言葉に出会い、特異な部分と和解することも可能なようです。
「自分を知ることで、私の見てる世界を認められるようになりました。」そのくらい言葉には力があります。この研究では「神経多様性(ニューロダイバーシティ)と女性」というテーマを豊かな語りから掘り下げます。そこにはわたしとあなたとの間にある、非対称な思いがありました。私たちはその非対称性をどう認識し、照らし合うことができるのでしょうか。
Q.日常の言葉で本研究の問いを語り直すと?
経験したことを、言葉ひとつで片付けることも簡単なことです。「あなたは少し内気なだけ、頑張り続ければそのうち慣れるよ。」一方で、経験の中で言葉に出会い、特異な部分と和解することも可能なようです。
「自分を知ることで、私の見てる世界を認められるようになりました。」そのくらい言葉には力があります。この研究では「神経多様性(ニューロダイバーシティ)と女性」というテーマを豊かな語りから掘り下げます。そこにはわたしとあなたとの間にある、非対称な思いがありました。私たちはその非対称性をどう認識し、照らし合うことができるのでしょうか。
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Q.参加動機と研究を通して得られたことは?
研究成果と現実との乖離、棄却されるデータ、確率で捉えきれない生。このような圧倒的に研究に馴染めない経験により、研究は私から遠いところにありました。不意に1期生の最終報告のテーマに関心を抱いたのもそのためなのでしょうか。ここでは、まず自分自身や半径1mを構成する現実と言葉を交わすことから始まるように思います。そのなかで似た葛藤を抱いた先人と出会い、現実に触れ、応答する。こうして、どのような言葉で、どのようなスタンスで、社会との接点を紡ぐことができるのか、そのことがまさに研究なんだ!そう再解釈する経験を得ることができました。